佐渡テレビジョン

第一部「花と佐渡をうたった作品」

佐渡 若林 柳一選   応募総数 328句

特  選 佐渡観光協会理事長賞

朱鷺が舞い 桜も舞った能舞台   坂井 マサコ (加茂市)

準特選 佐渡テレビジョン賞

佐渡なまり 覚えて佐渡の花になる 塩田 悦子 (阿賀野市)

準特選 佐渡テレビジョン賞

無名異の 一輪差しが花を恋う   吉田 甚吾朗(燕市)

秀  句

カンゾウに 招かれ佐渡の嫁になる   田中 セイ女 (新潟市中央区)
しゃくなげが トキの勇姿に恋をする  長谷川 朱嶺(三条市)
花びらの はらり世阿弥の想いなど   石川 実也子(新潟市秋葉区)
佐渡の花畑で蝶になるわたし      野島 正夫 (三条市)
朱鷺が舞い 花ほころびて島が沸く   影山 次晴 (佐渡市下新穂)

佳  作

放された朱鷺 本州の花も好き 披田野 みゆき(阿賀野市)
「つぶろさし」 花も笑った佐渡の春 山宮 貞資 (燕市)
能舞台 昼のかがり火曼珠沙華  泉 克弘 (新発田市)
連獅子の ごと長谷寺の牡丹咲く 大港 とも子 (新潟市秋葉区)
哀調の おけさに揺れる月見草 武田 笙子  (新潟市中央区)
かすみ草みたい 漁火島囲む 丘野 旭 (新潟市江南区)
人情の 花が呼んでるたらい舟 和泉 愛 (新発田市)
朱鷺よ舞え 佐渡の大空花となり 高橋 アサ子 (佐渡市福浦)
薪能 月下美人の咲く一夜 高岡 朝 (上越市)
人の声 牡丹を縫って花の寺 石川 実也子(新潟市秋葉区)
人好きな 花が呼んでる佐渡が島 七沢 登志尾(糸魚川市)

トキの島 佐渡に生まれて花と住む 菊池 サエ子(佐渡市徳和)
咲き満ちて 黄菅も百合も佐渡の貌 内藤 美紗子(長岡市)
楚楚と咲く 花の癒しよ佐渡旅行 内藤 美紗子(長岡市)
ぐるり一周 花から花へ繋ぐ佐渡 今井 旺波 (新潟市南区)
一幅の哀史 見守る佐渡の花 田中 セイ女 (新潟市中央区)
花の佐渡 佐渡の花です島娘 今井 旺波 (新潟市南区)
花の本 全部観るよな佐渡が島 鈴木 俊日出(三条市)
野の花に 抱かれて島の流人墓 高橋 ただし (新潟市秋葉区)
名を知らぬ 花も愛して佐渡育ち 宮村 桂路 (新潟市中央区)
かんぞうと おけさに酔った佐渡の旅 佐久間 清 (新潟市秋葉区)
加茂湖畔 おしゃれな桜水鏡 佐藤 都 (十日町市)
コブダイの 愛を見守る水中花 星井 五郎 (新潟市西蒲区)
佐渡米の ブランド守る稲の花 本間 道子 (佐渡市)
トライアスロン 応援してる曼珠沙華 川合 笑迷 (新潟市中央区)

【選 評】

 人それぞれに系図があるように、佐渡の花たちにも島の風土と歴史の中で、代々生き抜いてきた悲喜こもごもの想いが息づいています。今回の募集に際しては、県内各地から多くの作品が寄せられ、誠に嬉しい限りです。ただこの第一部は、「花と佐渡」 という二つの課題が重なっている為、どうしても作句時の視野が限られ、結果として同想句が多くなりました。
 特に、佐渡の象徴である「朱鷺」の句が多く、その予選とも言うべき「朱鷺」同志の一次選考には苦しいものがありました。又一方では、皆さんが佐渡のことを良く理解してくれていて、いろいろな目線で詠ってくれたことにより、入選作品全体としては話題にバランスがとれ、佐渡の自然と文化の素晴らしさをまとめることができ、大変嬉しく思います。「一句は一花」ご応募下さった328句に感謝いたしますと共に、この「花川柳」を通じて、佐渡への関心を一層高めていただきますように、心から願っています。