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世界大戦とマルダイ  Marudai in the world war 2


第二次世界大戦末葉、既に敗色濃い昭和18.19年、マルダイは大本営の要請を体し 陸・海軍にそれぞれ戦闘機を2機寄贈いたしました。
当時の逸話として、羽茂村上空に日の丸の戦闘機が飛来してデモ飛行をなしたとされます。
下賜されたものは、@それぞれの写真、A勲章、B昭和初期を代表する竹内栖鳳の織絵画。
敗戦を覚悟してなお寄贈せざるをえない業界代表者の悲しい歴史です。

【戦闘機写真】
国民学校校庭に村民を猖獗させ、遙か高田連隊所属軍用機が上空 を旋回して、献納を祝賀し、戦闘意欲を鼓舞したとされます。

帝国陸軍献納戦闘機

帝国海軍献納戦闘機
【勲章】
昭和18年の当時、既に大本営の戦局報道の裏に南方戦線での敗報しきりとなり、 暗澹としたその時代にひたすら国家に献じたそういう時代の遺品。


100年の星霜を、羽茂味噌合資会社応接間で経過した栄光の勲章
【竹内栖鳳皇居の絵画】
「恩賜」の文字を理解する人も少なくなった。
マルダイも大家竹内栖鳳も、寂しいではないか。
将来が見えていて、されどもこれに捧げる精神の葛藤を思い知る。 国家と言う言葉がいかにも重々しかったそういう時代の遺跡。


皇居の絵画


竹内栖鳳の署名が見える


額の右に陸軍大臣を記載


額の真上に下賜品を明記